新しい役職と肩書きの使い分け

最近名刺交換すると名刺の役職に目がいく。役職の見方が変わってきました。以前までは役職を見るポイントは単純にその会社でのポジションがどこかという点、あるいは決裁権を持っているかの判断材料でした。しかし最近は、この人は何を専門としているのか、という観点で見る事が多い。新しい職種が増えてきているからだろうか。役職ではなく肩書きの場合もあるが、時代の流れを実感できて面白いと感じる。10年前とかには無かった、クラウドコンサルタントとか、アドポケイトなどは良く目にするようになった。働き方コンサルタントというのも、初めて見た時に新鮮に感じられた。昔だとそのような役職や肩書きはあまり無かったように覚えている。私が20代の頃は、今でもよく使う役職の部長、課長、係長、主任が王道でした。現在は役職や肩書きが増えているので、それだけ職種やサービスが多様になってきている証だと考えられます。

役職というのも良く考えたら、課長だと会社の中では役割が明確ですが、社外に対しては実際に何が出来る人なのかは分かり難い。この人は何が専門で、何に強いのか?課長と言っても、何人の部下をマネジメントしていて、どこまで権限があるかなど、組織の規模も管理職の必要スキルなど会社によって異なる。社外の人に自分の事を分かりやすくするには社外向けの役職や肩書きを使い分ける事が必要だと感じます。会社の立場を示す際には役職が有効で、専門性をアピールするには肩書きの方が有効ではないかと思ってしまう。特にITなどの技術領域はスペシャリストに相談するのが手っ取り早い。サラリーマンである以上は年収アップにも影響するので、役職もしっかり獲得しないといけない。しかしながら、社外に向けては自分が何のスペシャリストかを分かりやすくする事も考えておきたい。いくら役職者でその会社においては高い地位であっても、社外で話をする時には何人の部下をマネジメントしているなどはあまり関係無い。しいて言うなら商談での場で決裁権を持つキーマンかどうか気になるくらい。商談以外だと、業界の事や技術の知見が豊富な人の方が色々な情報を持っている分、また会いたいと思ってしまう。私もまた会いたいと思ってもらえるように、常に新しい知見を習得し新しい役職や肩書きをアップデートしていかなければならないと感じます。

現時点では存在しない、新しい役職や肩書きがこれからも沢山出てくると思います。何を目指すのか迷ってしまうかもしれませんが、目まぐるしい技術の変化を楽しみたいと思います。