転職時の円満退職

私が転職する時に一番大切にした事。

私の仕事の経験では無く、私自身が転職する時に改めて感じた個人的な考えの内容です。お伝えしたい対象となる方は、ご家庭をお持ちで転職を悩んでいる方になると思います。

私自身が転職をする際には、妻から大反対を受けました。理由は単純で、転職したい先の会社が中小企業だという理由です。中小企業の中でもかなりの小規模です。当時は大手の人材サービス会社に勤務しており、人間関係も仕事の不満も何も無く、上司との関係も良好でした。妻からすると、ネガティブ要素が無いのに何で転職するの?意味が分からないといった感じです。転職する事でリスクを背負うとの理由で、かなり反対されました。私は40歳を過ぎていましたが、どうしてもチャレンジしたいとの思いが強く、妥協せずに妻と何回も話し合いました。

転職したい先の会社は小規模でも私にとっては魅力的な会社でした。最先端の技術を積極的に取り入れ、市場への展開も早く、革新的な考えと行動力にかなり魅了されてしまいました。人材サービス会社に勤めていた際も、知識を付ける必要からITに関する情報収集やセミナー参加などをしており、先端技術に関わりたい思いは強く持っていました。

入社する前に社長から何度か食事にも誘って頂き、私は早く入社したい思いばかり募りました。

妻はIT業界の事も先端技術の事も、海外や日本国内の市場動向など全く知らない専業主婦なので、その辺りから少しずつ説明しました。私の当時の仕事内容の詳細、次に挑戦したい仕事内容や会社の事業計画や社長の事など、かなり事細かく説明しました。

何ヶ月も掛かり、社長も入社時期を待ってくれた事もありましたので、最終的には妻も賛成してくれました。不安がある中でも応援してくれるようになりました。

妻の気持ちに応える為にも、転職が適切な判断だったと証明できる結果を残すのみです。妻の快い理解が、私のモチベーションをMAXまで上げてもくれました。おかげさまで、今は転職して本当に良かったと感じています。

私には子どもが3人いますが、子育ては殆ど妻がしています。子どもも大きな問題もなく健康に成長していて、妻には本当に感謝をしています。教育も仕事も、夫婦円満でいる事が一番大事だと思います。妻に余計なストレスを掛けたり、夫婦仲が悪いと子どもも感じ取りますし、空気感が子どもに与える影響は大きいと思います。夫婦が信頼し合って、仲が良い姿であれば、それほど子どもにとって良い事は無いと思います。週末の家族サービスだけではなく、常に夫婦円満でいる事が一番の家族サービスでもあると思います。

色々な就職や転職サイト、エージェントのアドバイスで円満退職の事は必ず触れます。転職時の当たり前のマナーになっていますが、夫婦も円満に話し合う事にはあまり触れていません。

家庭をお持ちの方で転職を悩んでいる方は、奥さんとしっかり話をして、職場と夫婦の両面で円満退職する事をおすすめいたします。

お節介な内容かもですが、読んで頂きありがとうございました。