そもそも応募したい会社が見付からない時

働きながらの転職活動や、無職の中で就職活動をしていると、活動を始めてある程度経つと求人サイトやエージェントからの情報も同じ内容しか目に付かなくなり、応募したい会社が減ってきます。転職に積極的であればあるほど、そう感じるのは早いと思います。新着情報も日々少しずつ発信されますが、行動量が減るのは事実です。普段とは違うサイトを見ても同じような求人が多かったりして活動自体が鈍化してきます。

無職での就職活動では、早く仕事に就きたい焦りと、きちんと自分に合う仕事を探したい思いがあるので苦しい時期になってしまいます。結局、仕事をしていない時期は経済的な面や職歴の空白期間が出来てしまい、リスクばかりに考えてしまいます。

転職する際は当然ですが転職先が決まってから、現在の会社を退職する事が望ましいとは思います。しかしながら、引き止めや引継ぎなどの理由でスムーズに辞められるかも分からないですし、仕事の節目と入社時期を合わせるのは調整が困難なのが実態です。また、忙しい業務の傍らで転職活動をする事も、かなりのパワーを浪費してしまいます。その中で円満退職というマナーを維持しなければならない。入社を急ぐ転職先と退職を延ばす現職の調整を考えると、相当固い決心が無いと転職に消極的になってしまう傾向は当然だと思います。

どうしても転職をしたい強い意志を持った方は、先に退職をしてじっくり次の仕事を探す選択をするケースもあります。いずれにせよ、切れ目なく転職する事が難しいケースは結構あると思います。

無職で空白期間が長期化する際に気をつけたいのは、空白期間に何をしていたかということです。期間が長ければ長いほど、面接で聞かれる可能性は高まります。聞かれたら嫌だなとは思わずに、しっかりと説明出来るように日頃からの準備が重要になってきます。そもそも、普通であれば長期的に仕事をしない期間は、社会人になると殆どありません。貴重な時間である事は事実なので大切に時間を使いたいものです。その時間をどう過ごしていたのか、面接する側は気になりますし、単純に就職先が見つからなかったとの理由はネガティブ要素に捉えられがちです。採用する側でも、今は売り手市場なので、すぐに決まると思っている方も大勢います。

正社員になるとまとまった時間を確保する事が難しいので、貴重な時間をフル活用する良い機会になります。退職してから空いた時間をどう過ごすかを考えず、退職前から目標を立ててみてはどうでしょうか。